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「方便」としての代替療法

私は現在、奈良市の北のほう(京都府との県境)に住んでいるのですが、
伊勢志摩には車で3時間足らず(場合によっては2時間)で行くことが
出来ます。
伊勢志摩と言えば風光明媚で山と海とが調和したとても空気の美味しい
ところです。家族でおいしい山海の珍味を堪能した翌日には、伊勢神宮にも
お参りに行きます。

若いころはいろいろと屁理屈をこねて。「神社参拝なんて時間の無駄」
と言って反発していたのですがのですが、年がいくにつれて何かの
前に謙虚に手を合わせるということが、とても素直に出来るようになって
きました。かといって何か特別な「宗教」を信仰するとかいうことでは
ないのです。

参拝の帰りには、たくさんの人がお札やお守りを買っているのが目に
入ります。僕自身は買うことはないのですがちらっと見てみるとけっこう
な値段の付いているものもあります。



こういう書き方をするとそれに従事しておられる方には誤解を招きかねない
のですが、ある意味では「代替療法」は、神社の「お守り」のようなもの
のような気がします。

必要とする人には必要。
その人が変わってきて必要としない時が来ればなしでもやっていける。
その人のその時の段階に応じて変化していくもの


神社にお参りにいて、お守りを買っている人を見て、「そんなのはエビデンス
がないのだから、買う意味はない」と言う人は誰もいません。買っている人
にとっては必要だと思うから買うのであり、それは「個人の物語」の文脈で
必要だということです。そして、その人がいろいろな学びの中で「気づき」を
得ることが出来、もう必要がないと感じられるようになったら、お札を神社
に返しに行くように、さようならをすればいいだけのことなのです。


いつまでも「それを信じて」持ち続ける必要はない
自分がもう「卒業」だと思えれば、それに依存しなくてもやっていける



私たちの心理はおかしなもので、ある目的を達成するための方便として
ある方法を用いたのに、いつの間にか「依存」心理が出てきてしまって
今度はその方法がないと、目的を達成できないように勘違いしてしまうこと
があります。その「方便」という手段がなければ不安になる心理傾向がある
のです。

代替医療を受ける時も全く同じことが言えるのです。その「方便」を選ぶ
ときには自分がきっちりとした意志を持って「選択」することが重要で
あると思います。
(そのことを忘れない限り、メンテナンスのために定期的に利用すると
いうことはなんの問題もありません)

相手の人に勧められるまま、言われるままというのでは振り回されて
しまいます。(最悪の場合、「カモ」にされるということもあり得ます)


「代替医療」は自分が選択する限り良い方向に利用することもできますが、
「依存」の気持ちを持っていると、それがないと逆に不安になるという
事になりかねません。そして、それを決めることが出来るのは他でもない
自分自身しかいないということです。
本来は、「健康状態」(ホメオスターシスがバランスのとれた状態)は自分
自身が創りだすことが出来るものなのに、そういう「依存」の気持ちでいると
その「方便」のおかげで「健康状態」でいれると勘違いしてしまうことにも
なりかねません。
私たちは、そういうことのないように有効に代替療法を有効に利用したいもの
です。



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Comment

2010.06.02 Wed 23:44  |  違う側面も

方便ではなく、西洋医学の盲点みたいなものもあると思いますが…。

  • #su7LfdQk
  • 気楽マスター
  • URL
  • Edit

2010.06.03 Thu 12:57  |  Re: 違う側面も

そうですね。西洋医学も代替医療もどちらも、相手を依存させかねない面を持ち
どちらも「盲点」を持っていると思います。
これは、西洋医学だから、とか代替医療だからということではありません。

敢えて言えば、人間というものがそういう存在であるということではないでしょうか。

  • #-
  • 小西康弘
  • URL

2010.06.03 Thu 23:28  |  そういう意味ではなく

確かに、人間が盲点を持っているのは事実であり、また代替療法も西洋医学もそういう盲点を持っているのは事実なのですが、そういう概念論の話でなく、もっとスペシフィックな話なのです。

わかって戴けるかどうかわかりませんが、一応自分の日記に言いたい内容を書いておきます。

  • #su7LfdQk
  • 気楽マスター
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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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