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医療者の思い込み

今までに何度も、潜在意識の中には自分自身でも気付かない「思い込み」
(信念体系、ビリーフ、プログラムなどとも)
があるという事を書いてきました。

当然のことですが、医療者にも医療者としてのさまざまな思い込みがあります。



「患者さんはすべて自分が助けなければいけない」
「患者さんが助からなかったのは自分のせいだ」
「患者さんが死んでしまったのは『敗北』だ」
「患者さんを救えなかった自分は罪深い人間だ」

などなど、あげればきりがありません。もちろん、これは潜在意識のことです
から、普段そんなことを意識して医療行為をしているというわけでは決して
ありません。


(ここで、きっと「それはどういう風に証明されたのか?」「本当にあったか
どうかなんてわかりっこない」などと、突っ込みを入れたくなる方もあると
思います。ここではあくまで「ナラティブ」の話としてお読みください)


しかし、潜在意識にそういう「思い込み」があると仕事をしていてもなんか
気力がわいてこないとかイライラするとか精神的に不安定になることがあり
ます。
私自身、これらのほとんどの「思い込み」がありました。それを知った時に
は愕然としました。私自身、診療することがどんどんとつらくなってきた時期が
あったのです。

もちろん、こういうプロセスを信じる信じない、受け入れる受け入れないのは
それぞれの人の自由意思であり、その人が選択することができます。「これは
絶対的真実だから受け入れなさい」みたいなことではありません。それでは、
「宗教」になってしまいます。
(ここでも「宗教」をある意味の狭い限定した意味で使用していることは
御理解下さい。本当の宗教というのはそういうものではないという意見がある
ということはわかっています。)



医療者だけではなくいわゆる「セラピスト」と言われる人たちも同じような
思い込みがある場合があります。

「私がこの人を助けてあげなければいけない」
「この人に気づかせてあげなければいけない」
「私がこの人を正しい道に導いてあげなければいけない」

などなど。


しかし、これらのすべての「思い込み」はその人が思っている勝手な思い込み
であると思います。
誰も、自分の命が助からなかったのは医療者が悪いと思っていないでしょうし、
誰も、正しい道に導いてほしいと思っていないでしょう。


このようなさまざまな「思い込み」があるとき、極端な場合は相手を
コントロールしようとしてしまいます。その人の人生や運命はその人の責任で
あるのに、まるで自分の責任であるかのように勘違いをして必要以上の介入をして
しまうことがあるのです。
治療の押し付け、セラピーの押し売りなど

それは相手の尊厳を尊重していないということになりかねません。
相手の人生をプロセスを信頼していないということなのです。


昨日告知した岡部明美さんはそういう意味で「コントロール」しようとする
気持ちが全くありません。ワークショップをしていても「もっとこの人に
気付かせてあげたい」という気持ちが起こってきてもおかしくないのに、
相手のプロセスを信頼して、自分の気持ちを抑制して相手をコントロール
しようとされないのです。
ある意味で、相手に介入することはとても簡単ですが、待つことはとても
忍耐が要るのです。

私も最初岡部明美さんのセッションの進め方を見ていてもどかしいと思った
事が何度かあります。
「そこをもうちょっとプッシュすれば、扉が開くのに」
と思った時があります。
しかし、岡部さんはそこで無理やり扉をあけることはされませんでした。

きっと、クライアントさんが今扉をあけることに対しての怖れを感じていると察し
たのでしょう。無理に扉をこじ開けるようなことは絶対にされないのです。
その「忍耐力」には畏敬の念を持たざるをえません。それは相手のプロセスを
信頼するという大きな愛がないと決して出来ないことであると思っています。


話は脱線してしまいましたが、みんな潜在意識の中にはいろいろな思い込みが
あります。
医療者には医療者の、セラピストにはセラピストの、政治家には
政治家の、日本人には日本人の。
そういうことを意識するかしないかでものの見え方がずいぶんと変わってくる
のではないでしょうか。



今日は思いつくままの事を書いてしまったので、まとまりのない文章になって
しまいました。申し訳ありません。

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2010.05.29 Sat 21:48  |  管理人のみ閲覧できます

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  • #

2010.05.30 Sun 19:03  |  

きっと「医者のあたり」がよかったのでしょうね。それもwaratteさんに
等しいのだと思いますよ。
自分に起こってくることに対する「感謝」が大切だと思う今日この頃
です。

  • #KB5hZkYI
  • 小西康弘
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  • Edit

2010.05.30 Sun 23:30  |  管理人のみ閲覧できます

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  • #

2010.06.03 Thu 08:48  |  Re: タイトルなし

waratteさんが一日でもはやく、その抱えておられる気持ちを手放せる日が来ることを
願っています。
今度の名古屋でのあけみちゃんの養成講座に参加されませんか?

7月にある京都での1デイワークで経験されるのもいいかもしれませんよ。

  • #-
  • 小西康弘
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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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