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生活習慣病の原因

生活習慣病は昔は成人病とも言われていましたが、生活習慣の影響は大きいという
ことで、言い方が改められました。基本的には、病院で薬を飲むだけではなく、
「自分の生活習慣を見直して改められるところは改めましょう」という思想が反映
されているのです。

もちろん、現代医療でもそのことはちゃんと踏まえていて、たとえば糖尿病や
高脂血症(コレルテロールが高い)などでは、栄養指導や食事指導が行われ
ます。喫煙も生活習慣の一つで最近では「禁煙外来」を設けるところも出てきて
います。

また、少し前に「メタボリック症候群」という疾病概念があらたに提案されて
メタボ検診というのが大々的に報道されりもしました。今までになかった、
腹囲を診断基準の大項目に設定したということが画期的です。この腹囲という
のは、男性と女性とでは異なりますが、内臓脂肪を反映すると考えられて
います。
内臓脂肪からは「レプチン」というホルモンが出ていて、本来は、満腹になった時に、
「カロリーをエネルギーとして燃やそう」という指示を出します。
つまり、本来は『アンチ肥満ホルモン』なのです。ところが、身体に一定以上の
内臓肥満が蓄積してしまうと、そのセンサーが鈍ってしまい「レプチン
抵抗性」という状態になります。つまり、自分が必要以上の脂肪を蓄えて
いるということが認識できなくなってしまうということですね。

そして、ダイエットをして内臓脂肪がある程度減ってしまうと逆に「飢餓状態」
になっていると勘違いさせるのです。これが、ダイエット後の「リバウンド」
の原因であることが分かっています。


ダイエット後のリバウンドは、本人の意志が弱いからという「根性論」では
なくて、ちゃんと生理学的な原因があったということです。


しかし、ちょっと角度を変えて「肥満」をいうものを見てみるとどうなるで
しょうか?

心理学的に、「本人の意志が弱い」という点を見てみるとまったく別な一面が
見えてきます。

高度の肥満の人をカウンセリングさせていただいたときのことです。
自分でも駄目だとわかっているのに、どうして必要以上に食べてしまうのかという
「原因」の掘り下げをしていた時です。

もし、必要以上に食べなかったらどうなりますか?
もし、痩せて普通の体系になったらどうなりますか?

といった質問をしていくと、ご本人さんから次のような潜在意識の「思い込み」
出てきたのです。


「痩せると人から攻撃される」
「食べないと、自分を守ることが出来ない」
「きれいになると、目立ってしまう」
「人から自分を守るためには、太っていなければならない」

言うまでもなく、ご本人さんは太っていることに悩まれ痩せたいと思って相談しに
来られた方です。それなのに、その潜在意識にはそれに抵抗する「思い込み」が
かなり強固に入っていたのです。
これでは、いくらどのようなプログラムを組んで痩せようと努力しても結果は出ません。


この方の場合は、その後何度かセッションをしてダイエットに成功されました。
つまり、栄養指導や運動療法もとても重要だけれど、もしその人の潜在意識の中に
痩せることに対する抵抗があれば、それをまず解消してあげないといけないと思う
のです。


現代医療では、このような生活習慣病を引き起こしている原因の重要なキーとなる
潜在意識の思い込みを対象として治療するということは出来ません。なぜなら、
このような掘り下げはなかなか「エビデンス」の土俵に乗せることが困難であるから
です。しかし、その人にとっては「個人の物語に寄り添うこと」で解決の道を見つける
可能性が出てくるのだと思います。



*すべての「肥満」の人に、このような思い込みがあるというわけではないことを
お断りしておきます。

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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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