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頼る心

特に慢性疾患などで病院に定期的に通うようになると、無意識の間にそれが習慣化して
しまうものです。最初はそれほど思っていなくても、通勤期間が長くなるにつれて、
病院にいくことが当たり前になるということです。
定期的にきっちりとフォローを受けることは決して悪いことではありませんし、むしろ
慢性疾患では絶対に必要であるといえます。

ただ、ちょっとここで少し考えてみたいのです。

病院に通っている時の気持ちに「病院に通っていさえすればいい」というような気持が
どこかに芽生えているのではないかと。
そこには、「病気は病院で医者が治してくれる」という気持ちが少しでもあるかもしれ
ません。
というか、むしろ「どうしてそれが悪いのだ」とさえ言われるかもしれません。

外来をしていても、患者さんのなかにはちょっとした風邪でも細かく薬を所望される人が
おられます。そして、これだけの薬をとびっくりするような場合があります。
確かに、一つ一つの薬を見てみるとそれなりに処方する側の気持ちがわからなくもない
場合もあるのですが、飲んでも飲まなくてもいいような薬が結構混じっていたりする場合
もあります。

「これだけ薬を飲んでいると、それだけでおなかが大きくなりそうですね」と笑いながら
薬を減らすことを提案して喜ばれることも多いのですが、減らすことにすごい抵抗を
示される場合もあります。薬を減らされることにすごい不安を感じられるようです。

ここまでになってしまうと、「薬依存症」といっても過言ではないような状態です。
これだけの薬を一度に飲むと、相互作用がどうなっているか全く分からなくなってしまい
ますね。


こういう「依存する」気持ちは誰にでもあるものです。特に健康に不安があるとなればなお
さらで、その気持ちは理解できます。

しかし、やはり「自分の健康は自分で管理する」という気持ちもとても大切なような気が
するのです。そして、自分の生活習慣や食事や心の使い方にこそ気を向けて改善点があれば
改善していくという態度は、それぞれの人がもともと持っている「自然治癒力」を高める
うえでとても大切なのではないかと思います。

自分の健康を「医者」であれ他人に任せきるのではなく、自分が責任を持って本当に
自分にとって必要な大切なものを選択していくという気持ちを持つことの大切さをこれからも
訴えていきたいと思います。





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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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