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代替医療の「リスク」

ここ数日間で、「代替療法」は「西洋医学」と同じ尺度で測ることが困難であるという
ことを書いてきました。

非常に極端に単純化して書くと、
代替医療は西洋医学よりも「波動性」の高い領域での治療になるので、
物質的な計測法ではとらえきることが出来ない。
ということかと思います。
目に見えないだけではなく、客観的に計測出来ないということになれば、何を持って
それを証明できるのかということになります。

そこで、「エビデンス」と「ナラティブ」という切り口から見てみると、証明
出来なくても、患者さんの「個人の物語」に寄り添うことは西洋医学よりも
「代替医療」のほうが得意分野であるという話をしました。
代替医療は「エビデンス」よりも「ナラティブ」のほうに親和性があるという
風にいうことが出来るかと思います。



しかし、ここでやはり問題が出てきます。
「ナラティブ」というきり口から見れば、
「代替医療」を「証明」できないと医療現場に取り入れることは出来ない
という呪縛からは解き放たれるかもしれませんが、それでも、何を持って評価
するかという問題が残ります。

もっと直接的に言うと、
「いかさま」をどのようにして排除し、サービスの質を維持するか
ということです。

「霊感商法」は極端な例としても、そのような要因が入り込みやすいという
「リスク」があるということです。
一部の「代替療法」は国家資格が設定されており、保険病名をつけることで
保険診療の適応にもなっています。そのような種類であれば「資格があるかないか」
というふうに「視覚化」できるので、分かりやすいと思います。
もちろん、だからといってその質まで保証されたことにはならないのですが、一応の
目安にはなります。

しかし、それ以外の代替療法については「質の保証」という点で大きなハードルが
あるのです。


悪意を持って「いかさま」をしようとすれば、そのような悪意が入り込む余地が
あるということです。
しかしだからと言って、すべての代替療法を否定するのは間違いであると思います。
西洋医学でもそのような「悪意」が入り込む余地は0%ではありません。国家資格や
保険の審査・査定で「安全性が保証」されているから、みんな信用して利用できる
だけなのです。

「ナラティブ」という文脈から見れば、いかさまであろうとなかろうと、本人が気に
いて「有効だ」と思っているのであればいいのではないか、という理屈も成立すると
思います。しかし、より多くの一般の人に受け入れられるようになるためには、避けて
は通れない問題ではないでしょうか。


どのようにすれば、代替医療の「質の保証」が出来るのかという答えは、簡単には
出ないかもしれませんが、とても大切な問題であると思います。この問題をクリアー
出来れば、一般の人に対しても「代替医療」が「安心な方法」として受け入れられる
可能性が高まると思います。

私は、その意味で「統合医療のセンター」の設立は重要であると思っています。



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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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