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物語性からみた代替医療

昨日は、「肉体」を氷山の水面上に出ている部分に、「心や精神」を水面下の部分に
たとえました。
そして、「肉体」を「粒子性」が「波動性」よりも圧倒的に優位な状態、「心や精神」を
「肉体」よりも「波動性」が多くを占める状態であるとたとえました。

現代医学は、「肉体」を扱う部門ですから当然のこと「粒子性=物質性」に基づいた治療が
重要視されます。粒子は目に見えて確認できますから、分析・比較・検証といったプロセスが
必要です。これをエビデンスに基づいた医療「EBM]というということはこれまでにも何度も
触れてきました。

これに対して、「心や精神」は肉体を扱うのと同じ「EBM」では捉えきれないということも
書いてきました。もっと「個別性」を重要視し、「個人の物語性」にフォーカスした医療
「NBM](ナラティブ・ベイスド・メディシン)が今後見直されていくのだと思います。


ここで、「ナラティブ(物語性)」という視点から見た「代替医療」とはどういうふうに
考えられるのかを書いてみたいと思います。


「代替医療」と言っても、実にその範囲は広範で一言でまとめることは困難なのですし、
人によってもその定義は違うと思います。ただ、ここではおおまかな捉え方であるという
ことを前提にお読みください。


たとえば、代替医療のなかに「アロマセラピー」という療法があります。アロマオイルは
日常の生活の中でもなじみの深く「癒し」を連想させるものですが、後ろに「セラピー」と
着くと意味合いが多少違ってきます。

アロマオイルの中に、セラピー等級と言われる「エッセンシャルオイル(EO)」があって、
一言で言うと品質や純度が高いものがあるのです。アロマセラピーではこのEOを用いて
「患者さん」に用いることによって病気の治療に役立てようとするものです。


もちろん、EOにはそれぞれに独自の「波動、エネルギー」があってそれが治療効果を
もつとされるのですが、ここではその適否については触れません。



ここでは、「潜在意識」のなかに『怒り』の感情を幼いころからずっとため込んできて、
それが「肉体面」に支障となって表れてきた場合を考えてみます。怒りの感情は肝臓と
「同期」しやすいといわれていますが、この方の場合も仮に肝臓が弱っていると仮定
します。

そこで、「アロマセラピー」のEOの中の「抑圧してきた感情を解放する」オイルを治療
に用いたとしましょう。


つまり、ある肝臓病を患っている患者さんが、その本当の原因が自分が幼いころから
ずっと押さえ続けてきた「怒りの感情」が肉体に蓄積されてきた結果であるという「事実」
を受け入れることが出来て、EOのサポートを得て感情を解放したいと思われたということ
です。

ここでは、怒りの感情が肝臓病の原因になる事があるのか、とかそれをアロマオイルを
用いることによって解放することができるのか、とかそれで病気が実際に治るのか
といった、いろいろな「疑問」は保留しています。
一番重要なのは、アロマオイルがこの患者さんの「ストーリー」に寄り添う上での「ツール」
として本人に受け入れられたということです。


そうすると、どういうことが起こるでしょうか?
患者さんが本当にその「ツール」を受け入れ、本当に病気を治したいと思った時、それが
現実化するということです。
現代医学ではこれを「プラシーボ(偽薬)効果」であると表現して蔑視する傾向があります。
でも、わたしは「人間の持つ意識の無限のパワー」が発揮された瞬間であると思うのです。


ここで、患者さんの「心・精神面」に寄り添うための「ナラティブなツール」として
アロマオイルが受け入れられ、有効に作用したということが何よりも重要だと思います。
ここに「エビデンス」があるかどうかを議論して何もしないことよりも、重要な事がある
のです。


もちろん、「アロマセラピー」を専門に学んでおられる人の中に、アロマセラピーの効果を
プラシーボであるとすることに異論があることは重々に承知しています。私も個人的
レベルではもっと別の作用機序があると思っています。しかし、現時点でそこを「議論」
し始めると、「水と油」の堂々巡りになってしまうのです。



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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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