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バンヴェニストの希釈実験結果

このトピックは「西洋医学とホメオパシー」からの続きです。そちらから順番に
お読みください。


昨日触れたバンヴェニストの「希釈実験」は実に興味深い結果を示しています。

実験モデルは、IgE抗体を含んだ溶液を段階的に希釈していき、その希釈溶液を好塩基球を
含んだ別の溶液に加えることで誘発される「脱顆粒現象」の程度を数値化してグラフに示す
というものです。

実験は2層的な結果を示しました。

つまり、濃い溶液から徐々に薄めていく過程では、やはり「常識」のとおり脱顆粒現象の
程度は弱まっていったのです。薄めれば薄めるほど、効果が弱くなると言うことです。
しかし、それがさらに希釈を続けていき、「超希釈状態」になったとたんに再び脱顆粒現象の
程度が強まってきたということです。
つまり、横軸に溶液の濃度をとり、縦軸に脱顆粒現象の強さを表したグラフを書いた時に、
縦軸に示された脱顆粒現象の程度はU字型の曲線を描いたということです。

まるで、実験の前半部と後半部とが別々の法則に支配されているようです。これは一体何を
意味するのでしょうか。

数日前のトピックスの「量子論からみた医学」で、「量子」というのはミクロの世界での法則で、
それがそのままマクロの世界で通用するとは限らない、という意味のことを書きました。
通常の程度の希釈では、量子としての特徴が出てこなかったものが、超希釈状態になった
と同時に、それまでは明らかでなかった「ミクロの世界での法則」が表に出てきたかの
ようです。
量子の世界では、粒子としての性質と波としての性質を同時に併せ持つわけですから、希釈
すればするほど反応が強くなると言うことは波としての性質が前面に出てきたと言う風にも
解釈できます。

バンヴェニストの実験結果は、まさに前半部は「常識」で支配される法則に、後半部は
ミクロで支配される「量子の法則」を反映しているようにも感じられます。
この実験結果は、今まではどちらかというと後半部分が強調されてきたような感じが
ありますが、前半部とあわせて理解することが重要であると感じます。



もちろん、今のわたしはこの疑問に対する答えを持っているわけではありませんが、同じ
ような疑問が最先端の理論物理学でも最重要のテーマになっているということをお話し
ます。



最先端の理論物理学でいうマクロの世界というのは宇宙のレベルでの話です。そこでは
「相対性理論」が支配法則です。そして、ミクロの世界では「量子論」が支配法則になって
います。そして、この「相対性理論」と「量子論」とは相いれない理論なのです。

相対性理論を確立したアインシュタインが、「量子論」に対してそんなことはあり得ない!
認められない!と言ったという話は有名な逸話です。

「神はサイコロをふらない!」

それほどに、この二つの理論は相いれないのです。
そして、現在の理論物理学者はこの両理論を説明することのできるより高次元の
「統一理論」を求めて日夜研究を重ねているということです。

ある次元からみれば相いれないと思われる「法則」も、より高次元の立場から見れば
矛盾なく説明できるはずだ。この「統一理論」を求めて現在の理論物理学は存在するといっても
過言ではないのです。


いずれは、バンヴェニストの2層的な実験結果を矛盾なく説明できる「統一理論」が
生まれるのかも知れません。



明日は、Natureに掲載されたこの論文をめぐる後日段について書きたいと思います。


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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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