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非言語的コミュニケーション

私たちは、通常他の人に自分の「意思や気持ち」を伝えるときには、言葉で伝えることが普通だと思っています。確かに、きっちりと言葉で伝えること(言語的コミュニケーションと言います)はとても大切です。

しかし、いろいろな心理学的な研究では私たちが相手から受け取る「メッセージ」のほとんどは、言語以外の部分から受け取っていると言うことがわかっています(これを「非言語的コミュニケーション」と言います。)

そしてある研究によれば、この非言語的コミュニケーションの割合は90%以上であると言う報告もあるのです。
たとえば、カウンセリングやセラピーなどを受けるときに、クライアントさん側はセラピストに会って30秒以内に、自分はこのセラピストにちゃんと心の中のことを打ち明けて相談できるかどうかを(無意識のうちを含めて)決めてしまっていると言う報告もあります。つまり、言語的な情報を受け取る以前に、言語外からの情報を受け取って、カウンセリングが始まったときにはすでに「大勢が決まっている」ということです。

この非言語的コミュニケーションには相手の表情や視線、ちょっとした身体の動き、話をするときの声のトーンや声の大きさ、それ以外のなんとも言葉に出来ない「雰囲気」などが含まれます。

これは、何も心理学の研究分野で特別に言われていることではなくて、私たちの日常生活すべてがそうであるということです。


このことを、「顕在意識(私たちが普段意識することの出来る意識状態)」と「潜在識(私たちが普段意識することの出来ない意識状態)」との関連で考えて見ましょう。


私たちが普段、ものを考えたり感じたりするときの「顕在意識」は「言語的コミュニケーション」を通じて『情報交換』を行います。一方、「非言語的コミュニケーション」は私たちが意識してコントロールできないもので、「潜在意識」の影響を受けると言えます。
つまり、私たちの「非言語的コミュニケーション」は私たちが潜在意識のなかに持っている「思い込み」をそのまま反映していることがあるのです。

例えば、ある人が私に向かって「私はあなたのことがとても好きです」といくら言葉で出していても、その人の「潜在意識」に、私のことを「実は苦手だ」という気持ちがあったりすると、どうもその言葉をそのままに信じる気持ちになれないと言うことは良くあることです。
その理由を説明せよと言われても出来ないことが多く、「なんとなく」としか言いようがない場合も多いのではないでしょうか。
そしてさらには、その人が私に持っている潜在的な「苦手意識」は、実は私が苦手だった父親に雰囲気が似ているからだったと言うことがあり得るのです。
表面的には、その人は私と仲良くなりたいと思い、確かに好意を持ってくれているにも関わらず、潜在意識では私に「苦手だった父親」を投影して見ているために、「非言語的なコミュニケーション」を通じてその苦手意識が、相手である私に感じられると言う構図です。



私たちが周りの人とのコミュニケーションでどのような印象を持つかは、「言語的コミュニケーション」よりもこの「非言語的なコミュニケーション」のほうが大きな影響を与えるということです。


私の場合、少し前までは潜在意識に「人に心を開くと傷つけられる」という「思い込み(ビリーフ)」があったので、この「非言語的コミュニケーション」を通じて、まさに「傷つけたり傷つけられる人間関係」(被害者になったり加害者になったりする関係)を創りだしていました。
「顕在意識」でいくら努力しても人間関係がうまくいかないと感じたのはこのような「意識の構造」のためだったのです。



先日の三浦海岸で行われた岡部明美さんの3デイワークショップでは絵画や楽器、動作、踊りなどのさまざまな「非言語的ツール」を使ってコミュニケーションをするという実験的なワークをたくさん行いました。

私などは、特に「言語的コミュニケーション」に頼ってしまうところが多い『左脳的人間』なので、言語以外で自分を表現すると言うことがとても苦手です。クレヨンで書いた絵などは、まさに「幼稚園児レベル」といっても過言ではないのです。
しかし、ペアを組んで相手の書いた絵からどのような「情報」を読み取ることが出来るかを実際にやってみた事が、とても興味深い経験になりました。


そして、自分たちが「言語的に伝えようと思っている内容」よりも、「自分では意識していないけれど、伝えている非言語的な内容」のほうが、自分の『本音』であることが多いのだと言うことに気がついたのです。

この『本音』の部分は、通常では自分自身も気づいていないことがあるのですが、今回のワークショップなどのように非言語的な『本音を意識化する』ことは、私がブログで書いている「潜在意識の思い込み」を意識化する作業とも共通していて実に面白いなぁと感じさせてもらいました。




プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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