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自分自身のこと

昨日は、私たちがいろいろなものを見て感じたり考えたりすることは「過去の記憶」
を再生して、意味づけをしているのだということを書きました。

「そんなことを言っても、過去に起こった現象から現在や未来はいろいろな影響を
受けるじゃないか」という風に思われる方も多いと思います。


毎日の食事にしたって、食事を作ってくれる人がいるから食べれるわけです。
食事を作ったという過去のおかげで、現在食事が出来るわけですし、何もそのような
事実関係での因果関係を否定しているわけではないのです。


このように言い換えればいいでしょうか。


私たちは、「過去」というフィルターを通してしか、「現在」を見ることが出来ない。

つまり、私たちが経験する「現在」というものは、それぞれの「フィルター」を経由して
受け取られ、反応され、そして行動に移されていくのです。そして、このフィルター
というものはその人の「過去」の影響をうけて形成されるということです。
ですから、「フィルター」は人によってそれぞれみんな違うということが重要です。


同じような「事実」を経験しても、「フィルター」によっては時には全く逆に
意味づけされるということですね。
昨日のトピックでの、同僚から「郵便を出してきて」と頼まれた時の事を思い出して
下さい。

「ひとによって、その反応が違ってくるのは当然じゃないか」

そのとおり。自分の価値基準が人とは違うということを、ちゃんと分かっていればそれは
問題がないのです。ところが、「潜在意識」では私たちは、自分の持っている
「フィルター」が相対的なものではなく、絶対的なものであると勘違いしがちです。

自分にとっての価値基準は、他の人にとっても「正しい」のが当然

潜在意識ではそのように思っているのです。


かくいう私自身がついこの前までは(つい2年くらい前です)そうでした。

前の病院に勤めていた時には、
「リーダーとかカクカクシカジカあるべきだ」
という、自分の「フィルター=思い込み」で他の人をすべて判断して、ジャッジしていました。
おまけに、その自分の価値基準に当てはまらない人を非難していたのです。

その時には、この「潜在意識の構造」については理解していませんでしたから、自分の
考えていることは絶対的に正しくて他の人も当然それによって計られるべきだと
思っていました。今から思えば恥ずかしい限りです。

そして、そのような生き方をしていると、どんどんと生き方が狭くなり、生きづらくなって
きます。そして、もうどうにもこうにもいかないくらい行き詰ってしまったのが、2年前。
それが、私がいろいろとこういう「心理学」のことを学び始めるきっかけになったのです。



私自身、この「カクカクシカジカあるべきだ」の奥には、愛に満たされずにとても寂しい
思いをしていた「一部」がありました。そういう「部分」が自分の中にあるということに
気づいて受け入れたとき、この「カクカクシカジカあるべきだ」を手放すことができたの
です。


今まで、「思い込み」という「フィルター」を手放せば楽になるという話を書いてきましたが
そのためには、その奥に、寂しい思いをしている自分自身が居るのだということを認めて
無条件に受け入れてあげることが必要なのだと思います。





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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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