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「プラシーボ反応」

ただの砂糖の塊であっても、「これは自分に良く効く薬だ」と信じて飲むと、実際に その効果が出る場合があります。これは「プラシーボ反応」あるいは「プラシーボ効果」と言われ、日本語では「偽薬」と訳されます。
通常の医者はこのプラシーボ反応を生理的に嫌う傾向があります。現代医学の見地からすると、そういった効果を認めることは「医学の科学性」を失わせるものと思われるからです。薬理作用を有する成分が含まれていないのに効果があるというのは、「まやかし」とか「いんちき」というイメージと繋げられて考えられるからでしょう。

実際、新薬の効果を評価するときには、この偽薬と比較してどの程度有意差を持って効果があるのかを評価することが重要です。臨床治験を行う場合は、二重盲検法といってその薬を飲む側だけではなく投与する側にも知らされない状態で新薬と「偽薬」との効果の比較が行われます。確かに、そうしないと無比較の「治療効果」を、盲目的に信じるという危険性があるからです。

西洋医学的にある薬や治療が有効であると言うためには、この基準をクリアーしなければ
いけません。代替医療は現時点ではこれの基準をクリアーできないといえます。代替医療が
「玉石混交」状態であると言われるゆえんもそこにあると思われます。


しかし、一方ではアンドルー・ワイル博士のように、このプラシーボー反応を「心が誘発する治癒の純然たる見本」の一つであるとみなす考え方もあるのです。博士は、「癒す心、治る力」や「人はなぜ治るのか」などの著者として知られ、『統合医療』の提唱者でもあり、現在アリゾナ大学医学校診療教授、同校統合医学プログラム理事を勤める傍ら、ワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営しています。

プラシーボ反応は厄介物どころか、人間の「自分で自分の病気を治すことの出来る能力(自然治癒力)の証明」として重要であると考え直してみる医療もあってもいいのではないでしょうか。もちろんだからといって無批判的に、「根拠の明らかでない治療法を認める」と言うことではありません。適正な規律と言うものは必要でしょう。
つまり、なにがなんでも病気と闘い制圧するというのではなく、人間が本来持っている「自然治癒力」を適正な規律をもって最大限に利用し、医師の最強の見方にするという医療の方向性があってもいいのではないでしょうか。


それにしても、「信じて薬を飲めば、その効果が現れる」っていうのは、考えてみれば
最近はやりの『成功の法則』や『引き寄せの法則』そのものですね。時代がそういう法則を
受け入れているんだから、医学界も「信じることの引き寄せの法則」を受け入れてもいい
時代なのかもしれませんね。


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プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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