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頼る心

特に慢性疾患などで病院に定期的に通うようになると、無意識の間にそれが習慣化して
しまうものです。最初はそれほど思っていなくても、通勤期間が長くなるにつれて、
病院にいくことが当たり前になるということです。
定期的にきっちりとフォローを受けることは決して悪いことではありませんし、むしろ
慢性疾患では絶対に必要であるといえます。

ただ、ちょっとここで少し考えてみたいのです。

病院に通っている時の気持ちに「病院に通っていさえすればいい」というような気持が
どこかに芽生えているのではないかと。
そこには、「病気は病院で医者が治してくれる」という気持ちが少しでもあるかもしれ
ません。
というか、むしろ「どうしてそれが悪いのだ」とさえ言われるかもしれません。

外来をしていても、患者さんのなかにはちょっとした風邪でも細かく薬を所望される人が
おられます。そして、これだけの薬をとびっくりするような場合があります。
確かに、一つ一つの薬を見てみるとそれなりに処方する側の気持ちがわからなくもない
場合もあるのですが、飲んでも飲まなくてもいいような薬が結構混じっていたりする場合
もあります。

「これだけ薬を飲んでいると、それだけでおなかが大きくなりそうですね」と笑いながら
薬を減らすことを提案して喜ばれることも多いのですが、減らすことにすごい抵抗を
示される場合もあります。薬を減らされることにすごい不安を感じられるようです。

ここまでになってしまうと、「薬依存症」といっても過言ではないような状態です。
これだけの薬を一度に飲むと、相互作用がどうなっているか全く分からなくなってしまい
ますね。


こういう「依存する」気持ちは誰にでもあるものです。特に健康に不安があるとなればなお
さらで、その気持ちは理解できます。

しかし、やはり「自分の健康は自分で管理する」という気持ちもとても大切なような気が
するのです。そして、自分の生活習慣や食事や心の使い方にこそ気を向けて改善点があれば
改善していくという態度は、それぞれの人がもともと持っている「自然治癒力」を高める
うえでとても大切なのではないかと思います。

自分の健康を「医者」であれ他人に任せきるのではなく、自分が責任を持って本当に
自分にとって必要な大切なものを選択していくという気持ちを持つことの大切さをこれからも
訴えていきたいと思います。






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ホメオパシー


「マラリヤ」の特効薬にキナの木があります。ホメオパシーを創始したクリスチャン・ハーネマンは、健常者がキナの木を服用すると、マラリヤと同じような高熱などの症状が出るということに注目しました。そして、「健常者に特定の症状を起こす物質には、それと類似した症状を呈する病者を治す効力がある」(第一法則)と考えました。

それに対して西洋医学は対立するものを用いて治療する。(例:発熱→解熱剤)これをアンティパシー、あるいはアロパシーといいます。


ホメオパシーは症状を抑えつけるのではなく、自然治癒力を高めることによって、内部から病気の原因から治すという治療方針に基づく考え方といえます。投与した初期に、一時的に症状が悪化しその後に好転することがあり、ハーネマンはこれをホメオパシー治療が病気に抵抗する体の反応を引き出すことによって効果を上げていると考えたのです。

それに加えて、その初期の副作用を抑えるために投与量を減らすと、予想に反して治療効果が増強したという事実を発見しました。そして、正しく希釈されれば、投与量は少なければ少ないほど、病気に抵抗するからだの生命力を効果的に引き出すという結論に達したのです。

「プラシーボ反応」

ただの砂糖の塊であっても、「これは自分に良く効く薬だ」と信じて飲むと、実際に その効果が出る場合があります。これは「プラシーボ反応」あるいは「プラシーボ効果」と言われ、日本語では「偽薬」と訳されます。
通常の医者はこのプラシーボ反応を生理的に嫌う傾向があります。現代医学の見地からすると、そういった効果を認めることは「医学の科学性」を失わせるものと思われるからです。薬理作用を有する成分が含まれていないのに効果があるというのは、「まやかし」とか「いんちき」というイメージと繋げられて考えられるからでしょう。

実際、新薬の効果を評価するときには、この偽薬と比較してどの程度有意差を持って効果があるのかを評価することが重要です。臨床治験を行う場合は、二重盲検法といってその薬を飲む側だけではなく投与する側にも知らされない状態で新薬と「偽薬」との効果の比較が行われます。確かに、そうしないと無比較の「治療効果」を、盲目的に信じるという危険性があるからです。

西洋医学的にある薬や治療が有効であると言うためには、この基準をクリアーしなければ
いけません。代替医療は現時点ではこれの基準をクリアーできないといえます。代替医療が
「玉石混交」状態であると言われるゆえんもそこにあると思われます。


しかし、一方ではアンドルー・ワイル博士のように、このプラシーボー反応を「心が誘発する治癒の純然たる見本」の一つであるとみなす考え方もあるのです。博士は、「癒す心、治る力」や「人はなぜ治るのか」などの著者として知られ、『統合医療』の提唱者でもあり、現在アリゾナ大学医学校診療教授、同校統合医学プログラム理事を勤める傍ら、ワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営しています。

プラシーボ反応は厄介物どころか、人間の「自分で自分の病気を治すことの出来る能力(自然治癒力)の証明」として重要であると考え直してみる医療もあってもいいのではないでしょうか。もちろんだからといって無批判的に、「根拠の明らかでない治療法を認める」と言うことではありません。適正な規律と言うものは必要でしょう。
つまり、なにがなんでも病気と闘い制圧するというのではなく、人間が本来持っている「自然治癒力」を適正な規律をもって最大限に利用し、医師の最強の見方にするという医療の方向性があってもいいのではないでしょうか。


それにしても、「信じて薬を飲めば、その効果が現れる」っていうのは、考えてみれば
最近はやりの『成功の法則』や『引き寄せの法則』そのものですね。時代がそういう法則を
受け入れているんだから、医学界も「信じることの引き寄せの法則」を受け入れてもいい
時代なのかもしれませんね。


プロフィール

小西 康弘

Author:小西 康弘
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院などで内科全般を研修し、消化器内科を専門とする。内科専門医。

内科医として約20年病院勤務をしてきましたが、西洋医学の範疇だけでは、とても患者さんの肉体的問題に対して対応できないとその限界を痛感しています。
肉体的な問題の奥底には心理的、精神的な問題が隠れていることが少なくありません。表面に出てくる肉体的な問題は原因ではなく結果で在る事が多いのです。
トランスパーソナル心理学の各手法や、ヒーリング方を勉強中。
シーターヒーリング・プラクティショナー

このブログでは西洋医学だけでなく代替医療やその他の補完療法についての私の考え方や、いろいろな情報を書いていきたいと思います。


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